人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2013年 09月 20日
1995
1995/2/23 毎日:モスクワ・飯島記者
ロシア国家安全保障会議のメニシチコフ環境保全省庁間委員は22日、チェルノブイリ事故で放出された放射能の約80倍の核廃棄物が国内に貯蔵されていることを明らかにし、管理不十分で事故の危険があると警告した。

1995/3/28 毎日:ロンドン共同
26日付けのオブザーバー紙は、チェルノブイリ原発を現地調査したチームが最近作成した報告書の中で、同原発が再び大事故を起こす恐れがあると警告したと報じた。4号炉の建物の支柱が倒壊寸前で、最悪の場合、稼働中の3号炉のメルトダウンなどの大惨事につながる可能性がある。

1995/4/13 毎日:モスクワ共同
1991年8月に閉鎖されたセミパラチンスク核実験場で、実験のため地下に設置されたまま4年近くにわたり旧ソ連の核弾頭1発が放置されていることが明らかになった。ロシア原子力省高官によると、地下の高い湿度で起爆部内の成分が変化、軽い接触でも起爆部が爆発する恐れがある。しかし、核爆発の可能性はないと強調。

1995/4/14 毎日:モスクワ・大木記者
ウクライナのクチマ大統領は13日、EU議長国フランスのバルニエ環境相らと会談、西側援助を条件にチェルノブイリ原発を2000年までに閉鎖することで合意した。

1995/4/22 毎日:キエフ・ロイターES時事
ウクライナのマルチュク副首相は21日、チェルノブイリ原発の閉鎖には40億ドルが必要であると述べ、国際支援を訴えた。

1995/6/6 毎日:モスクワDPA時事
タス通信によると、ロシア科学アカデミー会員の物理学者バルコフスキー氏は5日、1986年4月のチェルノブイリ事故は地震が引き金だったとの新説を発表した。

1995/7/4 毎日
チェルノブイリ事故による放射能汚染地域で、新生児の先天性異常の発生が88年をピークに事故以前と比較して最高2.2倍に達していた。広大原医研の佐藤所長とベラルーシの遺伝疾患研究所の共同調査で明らかとなったもの。

1995/7/27 毎日
チェルノブイリ事故による旧ソ連ヨーロッパ部の汚染面積は、1平方km当り0.2キュリー以上の地域で101万1000平方kmに及び、日本の面積の2.7倍に達していることが明らかになった。

1995/7/29 毎日
広島大学原医研は28日、「被爆50周年記念国際シンポジウム」を開催し、ローゼンソン客員教授は、セミパラチンスク核実験場の周辺住民は、広島・長崎の原爆投下後24年間の平均と同じレベルと報告した。

1995/8/2 毎日
セミパラチンスクで行われた核実験で広がった放射能や死の灰の被曝状況を記録した気密地図を旧ソ連軍が作成していた。広島大学原医研のローゼンソン客員教授が明らかにしたもの。

1995/8/12 毎日:ウラジオストク共同
ソ連時代の1985年8月10日、ウラジオストク近郊の原潜修理工場で、原子炉燃料交換中に爆発事故があり、艦隊関係者約350人が被爆し、即死したもの10人を含めて40人以上が死亡したことなどが明らかになった。事故を起こしたK431原潜はコンクリートで密閉され現在もウラジオストク近郊のパブロフスク湾に放置されている。

1995/9/20 毎日:モスクワ・大木記者
チェルノブイリ原発で28日、電気系統のショートでぼやが発生、すぐに消火されたため大事には至らなかった。

1995/9/22 毎日:ジュネーブ・福原記者
国連人道援護局がまとめた報告では、チェルノブイリ事故の処理にあたった人々80万人がガンの危険にさらされ、汚染地域の7割の人が精神的障害をかかえている。

1995/12/21 REF/RL (Radio Free Europe/Radio Liberty: www.rferl.org)
12月20日、ウクライナとG7は、チェルノブイリ原発の閉鎖に関する協定にカナダのオタワで調印。原発閉鎖にともなう経済支援の内容や、4号炉の後始末方法、原発閉鎖のタイムテーブルは未定。

1995/12/28 REF/RL
ウクライナからの核兵器撤去作業は順調に進行中。10月末までに、46基のSS24すべてと130基のSS19のうち80基がスクラップにされた。またSS19のうち32基がロシアへ転送された。米国はこれらの作業に3億5000万ドルを提供した。  
 

by fujinomiya_city | 2013-09-20 00:10 | チェルノブイリ新聞記事切抜き


<< 1996      1994 >>