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2015年 08月 26日
8/25参院安保特別委員会 山本太郎議員 文字おこし


山本太郎、イラク戦争での米軍の住民弾圧行為を糾す 
逃げる安倍総理! 8/25参院安保特別委員会より
以下小原美由紀さん 書き起こし
<山本太郎議員>

...

「本日この時点から使用するすべての写真はDAYSJAPANフォトジャーナ
リスト広河隆一さんが撮影されたものです。

先にあげたエピソードはイラクではめずらしい話ではないそうです。
イラク全土罪のない子どもや身内、友人を米軍に虐殺された方は数多く
いらっしゃいます。
米軍はイラク戦争、アフガン戦争、「テロとの戦い」を名目に 米国は
数多い国際人道法に違反する戦争犯罪を行う、「戦争犯罪常習国」です。

米軍による民間人が暮らす地域への空爆、民間人の殺害など 度重なる
非人道的行為に、イラクの人たちは疑問を持ちます。

モスクに対する攻撃。
学校の占拠。校門の前に戦車を止め米軍が駐留したことに憤理を感じた
ファルージャのお父さんお母さんは
「学校の占拠はやめてくれ」、とデモを起こします。

デモ隊に対し、治安の安定化と称し、米軍は沈静化に動きます。

米兵の威嚇発砲に、おどろいて デモ参加者は民家に逃げ込みます。
米兵は追いかけて、家の中でデモ参加者を射殺。

民主的な行動で訴えを起こす人々に対し、乱暴狼藉を尽くす米軍への反
発で、
日に日に、デモの規模は膨れ上がっていきます。

すると米軍は、直接参加者を銃で撃つようになったそうです。

米軍は占拠した小学校の屋上に土嚢を積み上げ、住民を狙撃する拠点を
つくったそうです。

そして2004年4月に続き、米軍は大規模な攻撃を開始。

ファルージャ総攻撃、ごぞんじですよね?みなさん。

報道陣は町からシャットアウトされます。
米軍は街を完全に包囲し、
街から出ることは許さず、医薬品や食料は外から供給できない
兵糧攻めを行います。

完全に遮断された状況にしびれを切らせた40名を超えるイラク人が、
バグダットから衣料品や食料をもって駆けつけ、ファルージャ総合病院
を目指しましたが

17名の医療関係者は、米軍に射殺されました。

2004年11月。完全包囲されたファルージャの街に激しい空爆、攻撃が始
まりました。

ファルージャ総合病院は米軍によって占拠されました。

市内にあった二つの診療所は米軍が空爆しました。
火事が起きました。消火にあたっていた地元の消防士、警官までも、米
軍は攻撃しました。「夜間外出禁止」という理由からです。

このころのイラク、米軍の上層部から各兵士に命令される「交戦規定」
は毎日のように、下着を変えるように、振り向くたびに、次々かわって
いたそうです。

「攻撃されていなくても不審な人物と思ったら発砲してよし。
「不安を感じたら撃ってよし。
「目が合えば、発砲してよい。
「イスラム教徒の服装をしているものは、敵対しているものとして撃っ
てよし。
「息をしているものは、すべて撃て。

「冬の兵士」というDVDで告白する元海兵隊員の証言から。

ファルージャの住民に対し
14歳以上の男子を、戦闘可能年齢とし、町から出ることを許さずそれ以
外の子どもや女性を外に出そうとしたそうです。

男性の家族と別れるか、死を覚悟して残るか、究極の選択を迫られます

14歳以上の男子を、戦闘可能年齢として、避難をすることを米軍は許し
ません。

米軍から確実に攻撃を受ける場所に
中学生高校生くらいの息子を残して、母親が避難できますか?

この時街を出たのはわずかな年老いた女性だけだったそうです。

2004年のさいしょのファルージャ攻撃では
700人以上が殺害され、

2回目の11月、ファルージャ総攻撃では、行方不明者が3000人におよび、
6000人もの住民が殺されたと言われます。

中には白旗を握りしめたままで発見された少年の遺体もあったそうです。

次のパネルお願いします。

一般市民に対する虐殺。
イラクのあちこちで起こっていた現実。
このパネル、子ども専用の墓地だそうです。

戦争前から存在しましたが、戦争がはじまってから埋葬する場所もないようになっています、見てご覧いただけると思います。

安倍総理大臣、これ、
米軍が行ったこと、まぎれもなく、国際法違反。戦争犯罪ですよね?

<安倍総理大臣>

「ただ今ですね、ま、山本議員がるる、お話をされたわけですが、えー私は、
いま、それがですね、中味について、検証する材料を持っていません 
ので、コメントは差し控えたいと思います。」

<山本太郎議員>
総理の師匠にあたる小泉元総理は、2004年11月9日首相官邸で、ファル
ージャ総攻撃について「成功させなきゃいけない」とコメントしています。
安倍総理 当時、幹事長代理でした。
その時、ファルージャ総攻撃に異議を唱えたんですか?
住民殺されまくってますよ。
その時、米軍の戦争犯罪に異議を唱えたんですか?お願いします。
<安倍総理大臣>
「いま、山本議員が話されたこと自体がですね、どの程度事実に基づいてい
るかどうかということについて、えー、私は今、承知をしていないわけ
でございますし、えー、当時は、もちろん、そう言った事実を承知して
いなかったわけでございます。」
<山本太郎議員>
「なるほど、事実かどうかわからないから、わたしが確認できないから、判断できない。
たしかにそういう部分もあるでしょう。
そう言った事実があったなら、まぎれもなく、国際法違反であり
戦争犯罪であると思います。
なにが戦争犯罪かということ、
総理には もっとわかりやすい例えが必要だと思いましたので、
お聴きしたいと思います。
日本も、米軍による爆撃を受けていますよね。
広島、長崎、それだけじゃない、東京大空襲、日本各地への空襲、これ
で50万人以上の方が亡くなりました、この50万人の中のほとんどをしめ
るのが一般人じゃないですか。子ども、女性。民間人への無差別攻撃。
アメリカによる広島、長崎への原爆投下、それだけじゃなく東京大空襲、
日本全国への空襲、
これは、戦争犯罪じゃないですか。国際法違反ですよね?」
・・総理を指名したのに岸田外務大臣が出てくる・・
山本太郎「呼んでないですよ!」
<岸田外務大臣>
「あの、広島長崎への原爆投下が国際法違反か、というご質問でした。
こうした行為は絶大な破壊力、あるいは殺傷力ゆえに国際法の人道主義
の精神に合致しない、とこのように、我が国は理解しております。
国際司法裁判所などでもそうした議論が行われていると思っております
。」
<山本太郎議員>
「奥歯にものの挟まったような言い方ですね。
当時はジュネーブ諸条約はなかったですけど、
民間人の無差別攻撃は、禁止されていましたよ。完
全なる国際法違反ですよ。戦争犯罪じゃないですか。
これに対して、どうして言えないんですか? 
総理は、このこと、知ってるじゃないですか。
代わりに外務大臣にこたえてもらって。
おかしな話ですね。
言えないんですね、はっきりとは。
過去の米軍の過ちを認められないのに、戦争犯罪、この先 常習国である米軍の行動を、ジャッジできるんですか?
この先米軍が戦争犯罪を行った時、総理が最高責任者として、米軍の行
動を止めるんですよね。
自衛隊、撤退させられるんですか?
大丈夫なんですか?
<安倍総理大臣>
「えー、さきほど、答弁させていただいたように、自
衛隊が活動するにあたって、国際法を順守し、国際人道法に違反する行
為に対する支援を行わないことは、当然のことであり、これは、支援対
象国のいかんによって変わることはない、これはもう、明確にしておきたいと
思います。」
<山本太郎議員>
「総理、1776年に建国されて239年近くたっているわけでしょう。その
うち93%戦争しつづけたという話があるくらい戦争が続いている国です
よ?戦争で経済まわしてる国なんですよ。
その国に対して「一体化」?
いろんなものはこんであげるよ、って。
このファルージャに運ばれていたかもしれない。米兵もいたでしょう。
武器弾薬を届けていたかもしれない。
中味チェックできないでしょう?
今回のルール改正、戦争法案では 
自衛隊の犠牲が出るだけではなくて、
後方支援という名の一体化で
自衛隊が米軍として加害者側になる可能性大なんですよ?
イラク戦争時、政権中枢にいただけではなく、
総理までやってらっしゃるんですよね?
米軍の戦争犯罪である非戦闘員虐殺。民間人大虐殺。
化学兵器。そうです、化学兵器。
白リン弾まで使っている、
大量破壊兵器を持っている、化学兵器を持っていると言ってイラクには
いって行き、結局、それは何も見つからなかった。あたりまえです。
700回、500か所を捜索したけど、出てこなかった
これ、国連憲章違反です。完全な。
なのに、大量破壊兵器がある、化学兵器を使ったと言って
化学兵器まで使ったのは、アメリカイギリスじゃないですか。
白リン弾、劣化ウラン弾、クラスター爆弾。
化学兵器を持っている、大量破壊兵器がある、といって
自分たちがそれで、イラクの人々を傷つけたわけですよね。
これ、検証が必要だと思います。
総理に言いたいんですけど、
第三者の検証委員会をつくっていただきたいんです。
アナン国連事務総長も言っていますよ。イラク戦争は違法であると。
国連のトップが。
検証する必要があるでしょう。
イギリスやオランダのように、公開性の高いものをつくっていただきた
い。
(注: 18時になり中継終わり・・夜中の12時過ぎに、この後の部分を
放送していました)
<山本太郎議員>
「公開性の高いものをつくっていただきたい。
現地に行ったジャーナリスト、現地で支援しているNGOを入れて。
この検証委員会。
あたりまえでしょう。自衛隊を外に出すのに、
過去に出した自衛隊の検証ができていない。ありえないですよ。
第三者検証委員会の設立を求めます。
いかがですか?
<委員長>
「岸田外務大臣」
<山本太郎議員>
「なんで大臣なんですか?意味が分からない。」
<岸田外務大臣>
「あの、我が国の支援協力についてのご質問ですが、あの、我が国は、
ジュネーブ諸条約、国際法に反する行為に支援協力することはありませ
ん。
これからも、我が国が支援する中に国際法違反があった場合、我が国が
支援することはありません。
直接支援していない行為以外の部分について仮に国際法違反が、もし確
認された場合には、国家による組織的なものなのか、あるいは一部の兵
士の命令違反によって行われているものなのか、これを具体的に判断す
ることによって 我が国の対応を考えていく、これが基本的な方針であ
ります。これからもこの方針を守っていくことが我が国の支援の在り方
であります。」
<山本太郎議員>
過去、お手伝いしているじゃないですか。
時間じゃないんですよ、求めた答弁者が出てこなかったんですから。
はっきり言いますよ、
自衛隊は、米軍の二軍じゃないんですよ。
過去に出した、自衛隊のその検証ができていないんですから、自衛隊の
活動を拡大させるわけにはいかないんです。
第三者による検証委員会を立ち上げてください!
以上で、質問を終わります。」



by fujinomiya_city | 2015-08-26 14:31 | Comments(0)


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