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2011年 05月 17日
浜岡関係メモ
浜岡原発の元設計士「耐震強度データに偽装があった」と告発
nifty news 2011年5月13日(金)16時0分配信


「技術者が不完全なものを造るわけにはいきません。しかもあれほど危険なものを平気で造ることなんて…」

目に涙を浮 かべてこう話すのは、千葉県在住の元エンジニア谷口雅春さん(69)。

東芝の子会社である「日本原子力事業」の技術者として、谷口さんは30年以上も昔、 浜岡原子力発電所2号機の設計に携わった。

1970年ごろから神奈川県横浜市にある東芝の工場に出向し、原子炉の炉内構造物の設計を担当。
当時、建設中の 浜岡原発2号機については「炉心支持構造物」という原子炉の中枢部分の設計にかかわり、耐震計算に必要な重量データを集計していた。

“事件”が起きたのは1972年5月だった。

数十人の設計者のうち代表3人だけで開かれた会議に谷口さんも出席していた。
そこで代表者のうちの1人がこう打ち明けたのだった。

「いろいろ計算したがダメだった。この数値では地震が来ると2号機はもたない」

担当者がダメだという最大の理由は岩盤だった。
浜岡辺りでは200年周期でマグニチュード8クラスの大地震が起きているため、岩盤が極めて脆かったという。

「浜岡の地盤はそもそも岩どころか、握りつぶすことのできる砂利の集まったシャーベットのような状態でした。さらに、大地震による断層や亀裂ばかりでぐちゃぐちゃになっていたんです」(谷口さん)

さらに原子炉建屋と核燃料集合体の「固有振動数」が、想定される地震の振動の周期に近いことがわかった。固有振動数と同じだと揺れが何倍にも大きくなる「共振現象」を引き起こし、地震のリスクが激増してしまう。

あまりにショッキングな報告に「建設中止もやむをえないか…」と思った谷口さんの目の前で、先ほどの担当者がこう言った。

「データを偽装して、地震に耐えられることにする」。

2号機は通産省(当時。現在の経済産業省)に設置許可申請を出す直前だった。
谷口さんが振り返る。

「担当者は“岩盤の強度を測定し直したら、福島原発並みに岩盤は強かったことにする”」。

「“固有振動数はアメリカのGE社が推奨する値を採用し、共振しないことにする”」

などと次々と“対策”をあげていくんです」

堂々の“偽装宣言”を耳にした谷口さんは、良心の呵責に苛まれた。

「事故を起こしたら大変なことになるのは明白でした。
技術者として、そんな危険な原発を造るなんてできるわけがありません。
悩んだ末、私が辞めることで何かしら警告になるのではないかと思い、会社を去ることにしたんです」
(谷口さん)

上司に辞意を伝えて自分のデスクに戻ると、耐震計算の結果が入った3冊のバインダーがなくなっていた。

「隠 ぺいが漏れないようにということからか、関連会社の仕事をいろいろ斡旋され慰留されました。
でも、続けていても飼い殺しになるだけ。
きっぱり辞めることを 決めました。
しかし残念ながら私の退社はまったく警告になることなく、彼らは原発建設を強行してしまったんです」
(谷口さん)

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地震が起これば液状化。
昔、浜岡原発の下には川が流れていた
毎日新聞 2011年5月9日 地方版


地盤液状化の恐れ

中部電力浜岡原発(御前崎市)をめぐり、地元住民らが26日にも運転差し止めの仮処分を申し立てる方針を固めた背景には、弁護団が浜岡原発につい て行った独自調査結果がある。

原子炉1号機のある場所には、かつて川が流れていたことが分かり、弁護士の一人は「これまで立地場所が液状化を容易に招く場所であることすら明らかになっていなかった。中電の中途半端な安全対策をただしたい」と訴えた。

このほか弁護団は申し立てで、中電が砂丘と主張しているのは砂を盛ったもので強度がない--------------
▽津波が来れば堤防のところで約1・5倍の高さになり想定が不十分--などの問題点を主張する考え。

弁護団が国土地理院から1889年以降発行している御前崎半島の地図を取り寄せたところ、新野川が1950年代に西方に移った。

かつての新野川は 浜岡原発の現在1号機が建っている真下を流れていた。

「浜岡原発が建っている敷地はもともと河川と砂浜があった。1952年ごろから盛り土をして造った土地で、東海地震が起これば一気に液状化する可能性が高い」と訴える。

弁護士は「浜岡原発の敷地は中電が造成した土地ではなく、かつて農民が畑などの敷地を広げるために開拓した土地」と指摘。さらに、「中電が1号機の設置許可申請を行った1970年には『液状化』のリスクなどについて知られていなかった可能性が高い」という。

1、2号機は廃炉手続き中だが、計1165本の使用済み燃料棒が保管されており、福島第1原発の事故を受け、その管理体制の安全性について不安が指摘されている。

中電が菅直人首相の要請を受け入れ、3~5号機を停止した場合、弁護団は、安全性が保証されない限り、再開しないよう中電に求める訴訟を6月中旬をめどに起こす方針も明らかにした。【平林由梨】

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世界で断トツに危険な場所に建つ浜岡原発 耐震設計ギリギリ
女性セブン2011年5月26日号


…このプレート同士がくっつ いている部分が震源となる。震源では特に揺れが大きくなるが、浜岡原発はまさにプレートの境界面の真上にある。
つまり浜岡原発は巨大地震の影響をもろに受けてしまうのだ。

「東海地震-浜岡原発 原発震災を防ぐ全国署名連絡会」事務局長で、『放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策』
(三五館)著者の古長谷稔さんは、こう話す。

「さらにタービン建屋などの真下には4本の断層が存在していることもわかっています。
断層は地震のエネルギーが解放される場所で、揺れが大きくなるので危険性はより高い。

浜岡原発は世界のなかでダントツにハイリスクな立地に建てられているのです」

中部電力によると、浜岡原発は最大加速度(瞬間的な揺れの強さを表す数値)1000ガルの地震に耐えるとされているが、今回の東日本大震災では最大2933ガルに達するなど、近年では2000ガルを超える大地震が頻発中。

「原子炉そのものは断層を避けて、固い岩盤の上に建てられているため、揺れは周辺の2分の1~3分の1に軽減されます。つまり最大2000~3000ガル程度の地震が起こっても1000ガル程度になるのですが、そんなギリギリの耐震性で安全とはいえません」(古長谷さん)

過去最大は2008年の岩手・宮城内陸地震の際、岩手県一関市で観測された4022ガル。これに匹敵する揺れが起きた場合を考えると、その危険性は計り知れない。
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【原発】浜岡原発でトラブル 炉内に海水流入か(動画)
TV asahi 5月15日 17時40分

中部電力、トラブルの事実を発表したのは20時間後

14日に運転を停止したばかりの浜岡原発でトラブルです。
核燃料の冷却作業中に400トンの大量の海水が誤って原子炉や復水器に流入したとみられます。
中部電力は「廃炉になるレベルではない」としています。

午後4時半ごろ、浜岡原発5号機で冷却水の異常を知らせる警報が鳴り、中部電力は原子炉圧力容器に海水が入った恐れもあるとして通常の冷却系統での注水を ストップしました。

代わって緊急炉心冷却装置を作動させ、原子炉は15日正午過ぎに冷温停止状態になりました。
中部電力によると、推定で400トンの海水 が原子炉や復水器内などに流入したとみられます。
原因は調査中ですが、海水を利用する熱交換器の配管から漏れた可能性もあるということです。
海水は機器を 腐食させる危険がありますが、中部電力は「脱塩処理をすれば廃炉になるレベルではない」としています。

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by fujinomiya_city | 2011-05-17 10:33 | 原発 | Comments(0)