「雨樋の下」「畑」「休耕田」の土壌を検査機関に出し放射能濃度測定をしました。
検査に出す前に、土の入った容器を3つ並べ、その上に線量計(A2700)を置いて表面を測ってみると、(あまり意味はないけど)
「雨樋の土」は0.123μSv/h、「畑」は0.043μSv/h、「休耕田」は0.040μSv/h、バックグランドは0.036μSv/hでした。
採取の際「雨樋の下」には苔がたくさんあり、その状態での線量は0.2μSv/h以上あったのですが、
苔を取り除いて土(殆ど砂利)だけにすると0.1μSv/h台に下がりました。
おそらく苔に放射性物質が蓄積していたのだと思います。
「畑」は敷地内の家庭菜園です。
「休耕田」は未耕地で採取しました。
表面から深さ5㎝の円柱状で数か所から土を採取し900mlの容器に入れ検査機関に出しました。
測定機器はEMF211型ガンマ線スペクトロメータです。
結 果
「雨樋の下」…セシウムの合算で、1918.77Bq/kg (Cs-134=739.93Bq/kg Cs-137=1178.84Bq/kg K-40=685.72Bq/kg)
「畑」…セシウムの合算で、22.45Bq/kg (Cs-134=不検出 Cs-137=22.45Bq/kg K-40=不検出)
「休耕田」…セシウムの合算で、54.66Bq/kg( Cs-134=18.40Bq/kg Cs-137=36.26Bq/kg K-40=不検出)
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やはり雨樋の下は高い結果が出ています。
雨が溜まりやすい場所は、お子さんが近付かないように、
触らないように要注意です。
畑は耕しているので混ざって低く出ているのだと考えられます。
休耕田を耕せば畑と同じ位まで下がるかもしれません。
54Bq/kgの土を食べるわけではないので、土から野菜への放射性物質の移行率を考えると
ここで野菜を作って食べても良い、ということで今年は夏野菜に挑戦してみようと思います。
雨樋下畑休耕田