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2012年 03月 06日
富士宮市の放射線対策
広報ふじのみや3月号に市の放射線対策のお知らせがあります。

これまでの調査に加え、学校などの線量が高い傾向にある場所(雨樋の下など)の
線量測定(市所有のサーベイメーターで測定)もしていただけることになりました。
測定結果はホームページ等で公表されます。

年間被ばく量限度については文科省の云う
「学校において平常時の一般公衆の線量限度である年間1ミリシーベルト以下を目指すとしています。」
とあります。

*年間被ばく量限度は法律で1ミリシーベルトと決められています。(放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律)
*学校においては毎時1マイクロシーベルト以上の学校の土壌処理の費用について、国がほぼ全額を負担することなっています。

富士宮市では土壌の放射能濃度についてはまだ基準値が明確にされていないようです。
他の自治体では独自に基準値を設けている所がたくさんあり、土壌表面の線量が基準を超えた場合は注意喚起をし、
土壌検査を行って除染又は撤去する等の対策を取っています。

*腐葉土については国の基準値は1キログラムあたり400ベクレルです。(ホームセンターや園芸店、
学校の花壇の土など基準値を超したものは廃棄処分されています。)

富士宮市でもこれから学校などで調査を行うにあたって基準値を設けてあるのか、
もしも高い汚染があった場合にどのように対処するかなど広報には記載がありませんが(後で市に確認します)
市民の安全を第一に考えて適切に処理してくださることを期待しています。
それが今後の備えになり、市民の健康と暮らしを守ることになると思います。

私たちは大地の他からも被ばくをしています。
広報にもあるように自然界、食品、大気、雨、レントゲンやCT・・・それらを全部合わせた年間被ばく量が
どれくらいになるかを考えると、日常生活で出来る限り注意して被ばくを避けなければいけません。

近くには浜岡原発があります。富士宮からは直線で70キロです。
福島県で起きていることは富士宮でも起こり得ることです。もう予測不可能な事態ではなくなりました。
できる限りの対策をしておく必要があります。

広報ふじのみや3月号
PDFのページ(目次)はコチラ



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富士宮市の放射線対策_e0242084_165113.jpg


by fujinomiya_city | 2012-03-06 17:50 | 日記 | Comments(0)


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