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2012年 10月 05日
焼却灰から放射性セシウムが水へ容易に溶け出すことが判明
no-moxの岩手の永田さんからの資料を転載します。
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 放射能汚染物(がれき)の広域処理ということで当地や宮城県で発生した物が全国各地に運ばれ
焼却処理され、最終処分場に埋設され各地の放射能汚染を心配しています。
関連してご存知のかたもおられるかと思いますが一つお知らせします。

焼却灰を埋設した最終処分場放流水から濃度基準を超える放射性セシウムが検出されました(国立環境研究所調べ)。
この件について国の災害廃棄物安全評価検討会資料や公開資料をもとに概要と問題点をまとめてみました。
http://homepage3.nifty.com/gatayann/121003osen.pdf

以下上記pdfの抜粋(わかったこと、問題点)です
この調査結果(伊勢崎市一般廃棄物最終処分場)からわかったこと

 ① 放射性セシウムで汚染された焼却灰から、水へ放射性セシウムが溶け出していた。

 詳細報告書には「放射性セシウムは飛灰における溶出率が8割以上と高く、また、飛灰と主灰の
混合はこの溶出率に大きな影響を与えない。」と記載されている。
飛灰はセメントで固められていたにも関わらず、溶け出した。

② 放流水の濃度限度を上回る放射性セシウムが検出されていた

 伊勢崎市では9月12日施設からの放流水から放射性セシウム濃度149Bq/kg(セシウム134濃度が69Bq/kg,
セシウム137の濃度が80Bq/kg)基準濃度限度値を2.04倍上回る値であった。
9月16日の放流水濃度については145Bq/kgと9月12日とほとんど変わらない値であった。
(7月15日の測定開始から検出が続いていた)

③ 放射性セシウムは通常の水処理(凝集沈殿法)では除去できない。

放射能汚染焼却灰埋立の問題点

① 汚染焼却灰を200〜300年もの間雨水の侵入を避けて埋設管理できるのか。

  セシウム137の半減期は30年であり、放射能は100年で約1/10,200年で約1/100,
300年で約1/1000に減衰していく。その間水と接触するとセシウム137が溶出し、水環境を汚染
するので水遮断管理しなければならない。

 ② 飛灰をセメントで固めたものからも放射性セシウム溶け出している。従来の水処理では除去できない。
となると雨水が侵入する最終処分場では焼却灰の埋設自体が無理ではないか。

③ 仮にゼオライトで水処理をし放射性セシウムを吸着させた場合そのゼオライトは高濃度に汚染され、
おそらくは放射性セシウム濃度は容易に10000ベクレル/kg以上に達するであろう。
こうなるとこの施設は放射性物質取扱施設になり、事業主体は放射線障害防止法に則り従業員の放射
線防護にあたらなければならないが実施できるのだろうか。

④ 家庭で汚染樹木を暖房などに使用しその焼却灰を農地還元した場合放射性セシウムが作物へ移行
する可能性が高くなるので注意が必要だ。

⑤ 放流水濃度限度はセシウム134が60Bq/kg,セシウム137が90Bq/kgである。これは原子力施設
から河川などへ放出される場合の基準である。これではセシウム濃度が
約75Bq/kg(セシウム134が30Bq/kg,セシウム137が45Bq/kg)までが基準以下として許容され
る。これは飲料水の濃度基準10Bq/kgをはるかに上回るものでありあまりに緩い基準であり見直しが必要だ。

補足:この件は環境省災害廃棄物安全評価検討会第8回で審議されているのですが未だ議事録が公開
されていません(8回〜11回までの議事録が公開されていません)。
13回以降は公開されています。なぜ議事録が公開されていないのか
事務局庶務の担当者へ電話で問い合わせたところ
「議事録を作成する予定はなかったが、各方面から求められた。それで録音テープがあるところにつ
いてだけ議事録を公開した。」という驚くべき回答でした。隠蔽工作のような気配がします。

http://www.env.go.jp/jishin/index.html#haikihyouka_kentokai
廃棄物ガイドラインは以下にあります。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14643

by fujinomiya_city | 2012-10-05 08:48 | 瓦礫 | Comments(0)


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